大きな絵と小さな音楽

絵,音楽,ことば

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

名前のない作品

命名する船 その名前によって前に進む

音楽をつくる 正しくなるようにする 正しさは重たい

遠い日はますます遠くなっていく 「月夜の島渡り」恒川光太郎

溶けたような枝が 頭上から道へ降り注ぐ この山の植生は 不思議だ

いきもの が そだつように えがいていく と いつも かべにはみだしてしまう

小指が 弾ける そうか こういう風に 弾けばよかったのか消えてしまわないうちに しっかり覚えておこう どうか 夢でありませんように

生命そのものを描く 筆が 心と大地をつなぐ

鳥・人体・骨・魚 大地の血管

春の嵐 大ぶりの枝を踏み 前へ