大きな絵と小さな音楽

絵,音楽,ことば

2016-01-01から1年間の記事一覧

「村上海賊の娘」和田竜

「コンビニ人間」村田沙耶香

母校にてセミナーを行う/来月もう一度話す機会がある

ソーシャルメディアを利用した疾患把握の研究では/しばしば/たまたま同じ場所を/たまたま同じ時間に通り過ぎていく研究者に会う/行き先も違うし/見ている景色も違う/目が合えば挨拶する

行き帰りの電車の中で読む小説/遠い銀河への冒険/結晶生物 だれかが各艦の理想乗員性比を女一五名,男九名と計算した.クリス・ボイス「キャッチ・ワールド」

毎日のように来客がある/来客がある/遠のいていく風景

朝も夜も/たいていラボに誰かいる/ので/もう 鍵を閉める必要がない/一人で研究しているわけではない/ああ/まだ外は雨だね

「...。」 打ちそびれた句読点 を 大量に発見しました/そして 空を見上げる

自分の書いた文章に誤字を見つける度に/不適当なものを飲み込んでしまったときのような奇妙な気持ちになる/あるいは/

今日も本が届きます/研究室に届く雑誌は2つ「美術手帖」と「現代思想」/「現代思想」はどれだけ長く見つめていていても 目を離した次の瞬間にはどんな文だったかまるで思い出せない物語のよう

研究室の冷蔵庫にフルーツ酢をいれました/氷でカランカランとやったり/あるいはミルクで割ったり/あと何週間かのうちに初夏が来ようとしています

早起きしてバスにのる ノックの音がして お客が来たる 今日は少し待ってみよう 試しに待ってみよう 急いでいるわけじゃないし 特別誰かを待たせているわけじゃないし♪「夕立」秋山羊子

学生の配属がきまり スタッフも海外から戻ってきて 本もほとんど書きあがり(ちょっとウソ) そろそろと新年度が始まる ♫秋山羊子 「日々はありふれていて残酷で めちゃくちゃに愛おしくて時々ひどく退屈で でもうたいつづけていたい」

年度末の仕事をおさめる 「ここには何もかもがあるし、何もかもがない」 ♫ Toe

留学生がおみやげをくれた/マンゴーをめいっぱい/紅茶にはちょうどよい白菜がしぼむとエイリアンの卵のようになる/おそろしい

休日のラボ だれもいないので 試しに アロマを焚いてみる 今日は 本を書く日 せっかく 脱稿できる分量になったのに 手直ししているうちに みるみる 頁が 減っていく

暖かくなってきた 自転車は 風をまとったよう 朝は眠たいのに 夜は眠たくない これは昔学研の 付録についてただけよ 折り畳みの双眼鏡 倍率8.4倍よ 見える 見えるよ 分かる 分かるよ♫ Vampillia feat 戸川純

書いても書いても終わらない 本を書くというのはかくも大変な作業なのか

学会へ/懇親会の二次会からの参加となる/まずは挨拶 「おひさしぶり」「さいきん どう?」「おおー」などなど

出生順序と言語能力実験 三人兄弟だと 問題は複雑になる この実験だけは 一人で取り組んでいる 一人で行う実験は 孤独である 気は抜けない ただ 泥に手を突っ込んでいるような 愉しさもある実験室施工 述べ10人以上の職人さんに入っていただいた 今日は 1c…

テニュア・トラック バイオの先生が挨拶に来られた 寄生植物を研究されているとのこと実験室の工事に備えて机などを移動 教員室が什器でいっぱいになる

国際会議へ論文投稿 ひさびさに 根を詰めた

毎日が忙しい 時々 頭痛がするので 病院に行こうかとおもう

JSTさきがけ合宿 もう 両手で数え切れないほど この会に参加して これが最後かもしれないとなると 感極まる 問題点もある すこし飲み過ぎる傾向にあった

締め切りが近づく 作図/実験執筆/参考文献執筆 を かわりばんこに 分担しながら書いていると 執筆とは 一種のスポーツのような気さえしてくるいっしょに働くスタッフがいることがありがたい

国際会議の論文を書いている ずいぶんと久々な気がする

発表している最中にスライドに誤字脱字を指摘され悲しくなる 事前に練習しておけばよかったものを スタッフの先生と2杯だけ飲んで帰る

コンピュータを研究室に忘れたのでとりにもどる 「邂逅の森」 熊谷 達也

歯医者 頻回に 麻酔を使用され候

テレビ番組の取材 綺麗な映像を作ってくださっているようで 感服することしきりさても ネットがかくも発達した現代にで 孤独になることは可能なのだろうか 山へ放り込まれたような気持ちになる 「邂逅の森」熊谷達也